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Columnコラム

管理者のいい話

カーブミラーを全面的に信用しない

ある事業所で、営業回りをしていた社員が信号のない交差点に進入した際に、バイクと出会い頭に衝突する事故を起こしました。帰社してきた社員が、管理者に事故の報告をしています。

申し訳ありません。交差点でバイクと出会い頭事故を起こしてしまいました。

出会い頭事故ということは、信号のない交差点だったんだな?

はい……

では、一時停止標識はどちら側にあった?

私のほうです。

もちろん、一時停止はしたんだろ。

もちろんです。

一時停止をしたのなら、どうして出会い頭事故を起こすのかわからんな。一時停止しただけで、安全確認をしなかったんじゃないのか。

いえ、安全確認はしましたよ

安全確認の質を問題にしているんだ。一時停止すると安心して、左右をチラッと見ただけで安全確認をしたつもりになることがあるから。

安全確認をしたつもりですか……。うーん、カーブミラーには何も映ってなかったので、そのまま行ったのですが……

ああ、そういうことか。カーブミラーを見て何も映っていなかったので、交差車両がいないと判断したのか。

でも、本当にバイクは映っていなかったんですよ。

もちろん、映っているのに見落としたとは言っていないよ。でも、カーブミラーには死角があるんだ。

えっ、カーブミラーの死角ですか?

そうか、君はカーブミラーを全面的に信用していたんだな。カーブミラーは見えないところがあるんだよ。

うーん、あまり考えてなかったですね

とくに、車体の小さなバイクや自転車は死角に入って見えないことがある。

今回の場合も、そうだったんですね。

それから、カーブミラーの角度がいつの間にか変わっていて、交差道路の一部しか見えないこともあるし、雨の日なんか曇ってよく見えないこともあるよな

確かに、そういうこともありますね

そうしたことを考えると、カーブミラーに映っていないから、車が来ていないと安易に考えるのは、危険すぎると思わないか?

そうですね、、、

もう一つ注意したいことは、実際にはよく見えていないのに『ミラーを見て確認したから大丈夫』という心理に陥りやすいことなんだ。

うーん、どういうことですか?

ミラーを見ることが目的になっていて、見たら安心してしまって安全確認が疎かになることもある。

確かに、私もカーブミラーを見たことで安心してしまった面がありますね。

これからは、カーブミラーには死角があるということを頭に入れ、必ず自分の目でも安全確認をするようにしてくれよ

はい、わかりました。

今回の教訓
カーブミラーで安全確認をすることは大切です。しかし、カーブミラーに映らない箇所もありますので全面的に信用するのは危険です。目視による安全確認を絶対に忘れないよう心掛けてください。

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